2025/07/29 自己破産・債務整理
「医師の自己破産は可能か?年収2000万円でも破産せざるを得なかった理由」——40代医師が破産を決断するまで
高収入でも破産できますか?医師として走り続けた私が、“借金”の現実と向き合うまで
「まさか、自分が破産を考えるとは——」
40代後半のS先生は、そう静かに語りました。
大学病院での勤務、学会活動、外来と当直。
年収は2,000万円近くに達し、医師として“順調な人生”を歩んでいるように見えました。
けれど、ご本人はずっと心の中に重たい不安を抱えていたのです。
【結論】医師でも自己破産は可能です。年収や職業だけで否定されることはありません
医師であっても、年収が高くても、
支払不能の状態にあれば自己破産は可能です。
「医師だから」「高収入だから」という理由だけで、
破産が認められないことはありません。
実務上は、
・収入と支出のバランス
・借入の経緯
・現在の返済可能性
「今後も返済を続けることが現実的かどうか」を軸に、
これらの点を総合的に見て判断されます。
「年収はあるのに、なぜかお金が残らない」
S先生がそう気づいたのは、50歳を目前に控えたある日のこと。
子どもは私立高校から海外の大学へ進学予定。
自宅ローンは残り15年。
親の介護費用、医療機器のリース、節税目的で始めた不動産ローン。
日々の支出は“必要なもの”ばかりでした。
クレジットカードはいつもリボ払い、
「一時的なつなぎ」として使い始めたカードローンも、
気づけば返済が追いつかず、借金だけが残っていく——
「このままじゃ潰れる」
頭ではわかっていたものの、
“医者としてのプライド”が、誰かに相談することを許さなかったといいます。
「医師なのに…」という視線が怖くて、誰にも言えなかった
税理士には事業の数字を相談していたものの、
キャッシュの不安までは伝えられなかった。
家族には、「ちょっと今、資金繰りが厳しくて」とだけ。
「医師なのに?」「破産なんて恥ずかしくないの?」
——そんなふうに思われるのが怖くて、
誰にも本音を打ち明けることができませんでした。
でも、眠れない夜が続いたある日、
S先生はスマホでこう検索したといいます。
「医師 自己破産 できるか」
「破産 医師免許 影響」
「バレずに 破産 家族」
「専門の弁護士がいる」——その言葉に、救われました
検索の中で見つけたのが、
「医師や高収入者の破産にも対応」という弁護士事務所のページでした。
半信半疑でフォームから相談を送ったS先生。
返信はすぐに届き、翌週にはオンラインで初回面談を受けたといいます。
「正直、怖かったです。でも——」
弁護士は、こう語ったそうです。
「借金があることと、人としての価値は無関係です」
「自己破産は、生活再建のための制度です」
「医師でも、制度の利用対象になります」
——その言葉で、肩の力が抜けた気がしました。
ようやく、「誰かと一緒に問題に向き合える」と感じられたのです。
医師が自己破産するときの流れとは?——弁護士が丁寧にサポートします
S先生の場合、申立てに必要だったのは以下のような資料でした。
-
通帳やカード利用明細のコピー
-
事業関連の契約書・借入明細
-
医業収支のメモや家計簿(簡易なものでOK)
書類はすべて弁護士が確認しながら揃え、
裁判所とのやり取りも代理で行ってくれたとのこと。
結果として、S先生のケースでは
裁判所での審尋(面談)もなく、郵送だけで免責許可決定が下りたといいます。
家族には、「事業整理のため」とだけ伝え、
勤務先や知人には一切知られず、現在も医師として普通に働いています。
【医師の自己破産に関するよくあるご質問】
Q. 医師が自己破産すると、医師免許は取り消されますか?
A. 取り消されることはありません。
自己破産をしたことを理由に、医師免許が失効したり、診療行為が制限されたりすることはありません。
医師免許は、医師法に基づいて厚生労働大臣が付与する資格であり、
破産手続(自己破産・免責)とは直接の関係はありません。
実際に、自己破産後も
・病院勤務
・当直
・非常勤勤務
・クリニックでの診療
を継続している医師の方は多数いらっしゃいます。
Q. 学会や病院、勤務先に自己破産が知られることはありますか?
A. 原則として、知られることはありません。
裁判所や弁護士から、勤務先・学会・医局などに連絡がいくことはありません。
官報には掲載されますが、
日常的に官報をチェックしている病院や学会はほぼなく、
現実問題としてそこから発覚するケースは極めて稀です。
Q. 管理職や役職医師でも、自己破産はできますか?
A. 可能です。
管理職・役職の有無によって、自己破産が制限されることはありません。
また、医師は自己破産による「資格制限職種」には該当しないため、
免責決定後も、医師としての業務を続けることができます。
Q. クレジットカードや住宅ローンは?
A. 信用情報に一定期間記録は残りますが、生活に必要な範囲での現金生活は問題なく可能です。
Q. 自宅はどうなりますか?
A. 住宅ローンの状況や名義によります。状況に応じた整理方法をご提案します。
Q. 家族に言わずに手続きできますか?
A. 一定の条件が整えば可能です。個別にご相談ください。
Q. 高収入だと「破産できない」と裁判所に厳しく見られませんか?
A. 収入が高いこと自体で不利になることはありません。
問題になるのは「収入に見合った返済が現実的かどうか」です。
実務では、高収入でも支出構造が固定化しており、
再建が困難と判断されるケースは少なくありません。
【まずは、一歩だけ。お話を聞かせてください】
「まさか自分が…」と思っていたS先生も、
今では「もっと早く相談すればよかった」と話してくれました。
高収入であるほど、誰にも言えない——
そんな悩みを抱える方は、実は少なくありません。
自己破産は、“終わり”ではなく“再起”の制度です。
専門家と一緒に、もう一度「お金を使う目的」を取り戻しませんか?
