破産向け

2025/06/18 破産向け

「家計は妻任せ」で気づけば多重債務——破産する“夫たち”の共通点とは?

「家計は妻に任せてるから大丈夫」──本当にそう思い込んでいませんか?


弁護士として、家計を把握していない“夫”が思わぬ借金や支出に巻き込まれ、気づいたときには破産寸前、というケースをいくつも見てきました。

本記事では、夫が知らぬ間に破産リスクに陥る典型的なパターンとその予防策を紹介します。

家計は妻に任せてるから大丈夫…本当にそうですか?

「自分は稼ぐだけで、管理は全部妻に任せている」
こう話す男性は珍しくありません。
むしろそれを「信頼の証」として語る人もいます。

しかし、いざ相談に来たときに「何にいくら使っていたのか」「いくら借金があるのか」すら把握していない――
そんな“管理を放棄した夫”が、気づけば破産寸前という事例も少なくありません。

「知らなかった」では済まされない、夫の“責任”

実際の相談では、
「妻が借金をしていたが、自分は知らなかった」
「毎月家計に渡していたが、それがどこに消えていたのか分からない」
という声が頻出します。

ですが、破産の現場では「夫婦の共倒れ」というのは現実に起きています。
夫が連帯保証人になっていたり、住宅ローンを契約していたりすれば、無関係ではいられません。

また、「自分名義のカードが勝手に使われていた」ケースもあり、責任を問われるのは名義人である“あなた”です。

家計に「関心を持つ」ことが、破産のリスクを防ぐ第一歩

大切なのは、「管理を奪う」ことではありません。
「関心を持つ」ことです。

たとえばこんなポイントから始めてみてください:

  • 家計簿や収支の内訳を定期的に一緒に見直す

  • クレジットカードやローンなどの契約状況を夫婦で共有する

  • 子どもの教育費・老後の生活費など、将来の出費を一緒に考える

「よく分からないけど、なんとかなる」では、なんともならない時代になっています。

家族を守るために、“自分ごと”として家計を見る

夫婦で家計を見直すというのは、信頼関係を壊すことではなく、むしろ再構築の機会になります。

「気づいたときには手遅れだった」
そうならないために、自分自身の責任としてお金の流れを把握する。

これは、家族を守るための“当たり前”の行動ではないでしょうか。

家計を把握しないまま破産寸前? そんなときは…

すでに「借金の全体像が分からない」「返済が回らない」という段階に来ている方は、早めに専門家にご相談ください。

弁護士に相談することで、現在の状況を整理し、破産すべきか否かの判断も可能になります。
自己破産を選んだとしても、財産の保護や今後の生活設計をしながら進めることができます。

【まとめ:こんな方は一度ご相談を】

  • 家計はすべて妻任せで、収支の内訳が分からない

  • 借金やローンの支払いに追われているが、状況を把握できていない

  • 妻の借金や支出に不安を感じている

【自己破産・債務整理をご検討の方へ】

当事務所では、初回相談は無料です。
「こんなことで相談していいのか…」と悩まず、お気軽にご相談ください。

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© 弁護士 下田和宏